防鳥金網
クリンプ金網バンブースクリーン
●ノンダイオキシンを目指し、環境ホルモンの疑いのある化学物質を使用せずVOCを多量に含んだ吹付塗装作業を無くしました。
従来の金網に対しての吹付塗装と比べ、塗料使用量を約80%削減。
従来の金網に対しての吹付塗装と比べ、塗料使用量を約80%削減。
塗料製造工程における二酸化炭素(CO2)の排出低減に大きく効果をあげ、人体や自然環境への配慮を怠っておりません。
人にも自然にもやさしい「エコ対策商品」です。
環境特性
従来のVOC[※1]を多量に使用した吹付け塗装を行わず、工場インラインでのデップ焼付塗装を行っているため、 作業者の健康への影響が軽減されるとともに、VOCを大気に多量排出及び飛散させる事はありません。
塗料使用量を、従来の金網に対しての吹付け塗装と比べ、約80%削減し、塗料製造工程における二酸化炭素(CO2)の排出低減[※2]に大きく効果をあげています。
ノンダイオキシンを目指した非塩化ビニルの特殊樹脂を採用しており、環境 ホルモンの疑いのある化学物質(環境省67物質)を使用しておらず、環境への配慮を怠っておりません。
さらに、長期に渡り使用した後は、マテリアルリサイクルしやすい材料であるため、地球に優しい『エコ対策商品』 であります。
[※1] 揮発性有機化合物(VOC:volatile organic compounds)
[※2] φ1.6X15 mm目金網:吹付け塗装(約17μm)とバンブースクリーン(約26μm)との比較
耐食性・耐候性
クリンプ金網素線には、独自に開発したワイヤーを採用し優れた耐食性・耐候性を実現しました。
芯線の亜鉛‐アルミニウム 合金めっき線は、耐食性・耐久性の優れた土木資材として現在も幅広く使用されており、国土交通省にも淡水中での耐用年数 30年を確保するものとして認識されています。
更に、その素線の表面には、特殊な樹脂塗料を通常焼付塗装膜厚の2倍 (約26μm以上)の膜厚を焼付塗装施していますので、厳しい環境においても安心して使用していただけます。
また、素線端部 の切断面は、素線が持つ犠牲防食作用により錆の広がりを抑制します。
優れた経済性
独自に開発した、亜鉛‐アルミニウム合金めっき+ 特殊ポリエステル樹脂焼付け塗装を施したワイヤーを使用することにより、 従来のステンレス製クリンプ金網後塗装品に比べると、大幅な価格メリットが発揮されます。
※弊社従来寸法カット製品との比較です。
※納入場所・数量・寸法によって価格差にならない場合もございます。
※材料価格相場により価格差の変動があります。
※材料価格相場により価格差の変動があります。
多様な採寸性と短納期
加工前から着色塗装された素線を使用しクリンプ金網を製造しているため、従来の焼付塗装仕様での塗装ブース・焼付炉の寸法制限に製品寸法が左右されません。
クリンプ金網は、溶接金網の様な寸法制限はありません。
金網製品完成後の塗装工程が無いため、短納期でのお届けが可能です。
線径 Diameter(mm) | 開き目 Opening(mm) | 開口率 Aperture Ratio |
Φ1.6 | 8.0 | 69.44% |
Φ1.6 | 10.0 | 74.32% |
Φ1.6 | 12.0 | 77.85% |
Φ1.6 | 15.0 | 81.65% |
Φ1.6 | 20.0 | 85.73% |
Φ2.6 | 15.0 | 72.64% |
Φ2.6 | 25.0 | 82.05% |
Φ2.6 | 30.0 | 84.69% |
●塩水噴霧試験
試験時間
| 試験サンプル
| |
特殊ポリエステル樹脂焼付け塗装
Zn-Al合金めっき鉄線
(Φ3.2ダークブラウン)
| 亜鉛めっき鉄線 3種
(SWMCGS Φ3.2)
| |
0時間
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200時間
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500時間
| ||
1000時間
|
●海水浸漬試験 [試験場所:近畿大学水産研究所 白浜実験場]
期間
| 試料
| |
亜鉛-10%アルミ合金めっき鉄線
(Φ4.0mm)
(AI:10% めっき付着量:380g/㎡)
| ステンレス銅線
(SUS304 W1 Φ4.0mm)
| |
1,112日後
(約3年)
| ||
1,762日後
(約5年)
| ||
残存めっき付着量 173g/㎡
| -
|
※塩害環境・塩素が存在する環境において、亜鉛 - アルミニウム合金めっき鉄線はステンレス鋼線より優れた耐食性を持ちます。
●バンブースクリーンの塩水噴霧試験[試験場所:日亜鋼業 (株)]
時間
| 箇所
| ||
金属中央部
| 拡大
| 端部
| |
0時間
| |||
240時間
| |||
500時間
| |||
3,000時間
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・バンブースクリーン表面には発生した白色生成物が徐々に広がっています。ただし、3,000時間という長時間の試験においても赤錆の発生は起こっていません。
・ペンチで切断した端部では、部分的に極僅かに赤錆が発生していますが錆の広がりは起こっていません。
・ペンチで切断した端部では、部分的に極僅かに赤錆が発生していますが錆の広がりは起こっていません。
[端部の防錆効果について]
●犠牲防食機構に関する考察
亜鉛は鉄よりもイオン化しやすい( 酸化しやすく溶けやすい) 金属であります。
●犠牲防食機構に関する考察
亜鉛は鉄よりもイオン化しやすい( 酸化しやすく溶けやすい) 金属であります。
鉄は自然界においては、すぐに酸化し赤錆を発生しますが、亜鉛と ともに存在する場合、イオン化しやすい亜鉛が先に溶けるため、鉄が酸化し赤錆を生じることはありません。
このメカニズムを、亜鉛自らが犠牲 になって鉄を保護するため、犠牲防食機構と呼びます。
今回の塩水噴霧試験において、バンブースクリーンの切断面ではこのメカニズムが形成されており、亜鉛の犠牲防食効果により、素地鉄が露出し た箇所においても大きな変化は起きませんでした。
極僅かに赤錆は発生したが、このあと極端に進行することはないと考えます。
上げたタイプの金網で、互いに強固に組み合わされているため、網目は正しく正確に保持されています。
●燃焼性[鉛直メタンバーナー試験]
製品名
| 特殊ポリエステル樹脂
焼付塗装めっき鉄線
(SWMCGS-3 Φ3.2ダークブラウン)
| 塩化ビニル被覆線
(SWMV-GS3 32-23 グリーン)
| ポリエチレン被覆線
(SWME-GS3 32-23 グリーン)
|
試験前後外観
| |||
燃焼の広がりの程度
| なし
| 炭化距離:30mm
| ∞
|
残炎時間
| なし
| ∞
| |
状態
| 不燃
変化なし
| 一旦着火し、自然消火した。加熱部分は悪臭を伴いながら変化し、心線が露出した。
| 着火し、被覆が溶融して心線が露出した。強制消火しない限り延焼し続ける。
|
※耐熱性に優れた特殊樹脂塗料を使用しているため、燃焼することはありません。
※鉛直メタンバーナー試験(JIS L 1091のA-4法に準拠)において燃焼の広がりは確認されませんでした。
※鉛直メタンバーナー試験(JIS L 1091のA-4法に準拠)において燃焼の広がりは確認されませんでした。